Chiban Dragon Convention 45th
優勝者インタビュー

優勝　片寄 真吾　デッキタイトル：Dear Love Song From You in Tekunashi　デザイン：本人

Main
4 《物読み/Thoughtcast(MRD)》
4 《金属ガエル/Frogmite(MRD)》
3 《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb(MRD)》
4 《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》
4 《彩色の宝球/Chromatic Sphere(MRD)》
4 《電結の暴れ者/Arcbound Bruiser(DST)》
4 《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》
3 《電結の働き手/Arcbound Worker(DST)》
4 《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》
4 《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》
4 《溶接の壺/Welding Jar(MRD)》

3 《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》
3 《空僻地/Glimmervoid(MRD)》
4 《囁きの大霊堂/Vault of Whispers(MRD)》
4 《教議会の座席/Seat of the Synod(MRD)》
4 《大焼炉/Great Furnace(MRD)》

Side
4 《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt(MRD)》
3 《恐怖/Terror(MRD)》
2 《手綱取り/Grab the Reins(MRD)》
3 《粉砕/Shatter(MRD)》
3 《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》

参加者全64デッキの分類（すごく適当）

8 ゴブリン（4ノーマル、1ランデス、3ビディング）
8 黒単（4ウィニー、3コントロール、1《夢魔/Nightmare(8ED)》）
7 親和
7 ウルザトロン
6 ステロイド
5 白青コントロール
4 白コントロール
3 赤単バーン
2 スライド
2 赤単抹消（1ダークスティール破壊されない、1《ルフ鳥の卵／Rukh Egg(8ED)》）
2 デザイア
2 黒緑ビートダウン
8 分類不能

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  …デッキリスト入力するのを忘れ続けて幾年月。さすがにまずいので、ダークスティール入り新環境のデッキリストをアップするのに併せて、優勝者インタビューなんぞも始めてみたり。
　なお、文責はCDCですので、優勝者の発言に不適切なものがあっても、ひとえにこちらの記憶違いですので御間違えなく。…電話インタビューだし録音してないし、本人の文章にしてから内容確認をしてもらってねぇし。

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　さて。初めてやる電話でのインタビュー。しかも自分がインタビューに慣れているわけでもなければ、文章が面白いわけでもなく。結構悩み所で、優勝したコも、人見知りする雰囲気で盛り上げる関西系体質は期待しずらい。今回のネタは失敗かなーと思いつつ、彼のプレイヤー登録用紙の内容を確認。

デッキタイトル：「Dear Love Song From You in Tekunashi」

…大丈夫、こいつのセンスは関西系もしくは芸人系だ（笑）。安心して電話をかけた。

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CDC：電話ですみません、今日は優勝おめでとうございます。
片寄：ありがとうございます。
CDC：早速ですが、今日のデッキは何でしたか？
片寄：親和ですね。《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》入りの。
CDC：やっぱ《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》ですか。強いですもんね。このデッキを選んだ理由は何ですか？
片寄：…なんとなく、ですかね。
CDC：（おいおい、インタビューになんねー！）　今日は全6戦全勝優勝でしたけど、どの対戦が一番辛かったですか？
片寄：最終戦ですね。対戦相手がスライドで、どうやっても相性悪いですから当たったと分かった時点で「ダメだな」と思いました。
CDC：でも勝ってる。どうしたの、馬鹿廻りしたとか、相手が事故ったとか？
片寄：そういうのは特になくて…でも自分でも良く勝てたと思います。サイドも《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》くらいしか入れるのがないですし。
CDC：サイドボードねー。逆に楽だったのは？
片寄：同形のミラー対戦には勝てるようにしました、親和メタの親和にしたんで。前日のLMCで親和が多いの知ってたんで、グレ神話とかには負けないですね。あとゴブリンだったらサイドの《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt(MRD)》と《恐怖/Terror(MRD)》で余裕ですし。
CDC：（おいおい、何となくじゃないじゃん！　前日の状況みてるジャン！）　逆に、こいつらは居ないだろう、と踏んだのは？
片寄：白コンや、白青は居ないと思って、サイドであまり対策はしませんでしたね。でも今日千葉ドラ来たら結構居たんで驚きました。

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CDC：んじゃ話題を変えるけど。片寄さんはマジック始めたのいつ頃から？
片寄：結構最近で、オンスロートからです。高校の友人が始めて、自分もやるようになって、段々面白くなってから一人でデュエルスペースに行くようになって、そうなったら高校では、みんな辞めちゃって、やっているのが自分だけ、みたいな（笑）。
CDC：（うんうん、自分も通ってきた道だなぁ…え？）　てー事は、トシはいくつ？
片寄：17歳です。
CDC：１７！！！　若い！！！　　えー、ちょっと待ってよ、オレとは、干支一周より離れてるの？！　若いナー、いいなー（笑）。
片寄：（笑）
CDC：で、普段はどこでやってるの？
片寄：ティムっていう…横浜のPWCの会場の近くのショップですね。そこで毎日やってます。
CDC：んじゃ、学校の友達とかも…
片寄：いや、家は近くなんですけど、学校は逆方向なんで…。もうコッチは一人で来始めました。
CDC：そこのティムって御店には、プレイヤーは何人くらいいつもいるの？
片寄：結構いますけど、トーナメントに勝ちたい、というので真面目にやってるのは5〜6人くらいですかね。LoM権持ってるのだと、ワタナベユウヤとか。あとLoMポイント上位だと、タカイシユウタとか、カクダチヒロとかですね。
CDC：そこではデッキの研究会みたいなのは、やってるの？
片寄：やってないですね。大体はドラフトをやって終わりです。もうデッキ構築とかは各自でやるみたいな感じで。PTQとかで、限定構築とかエクテンとかのデッキが必要な時に、各自が作ったデッキを持ちよって調整会みたいなことはしますけど、そんなにデッキ構築ではチーム的なことはしてないです。そういうのは、大会に出るのが一番鍛えられるっていうか…。

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CDC：（ガチやっ！　このコ、このトシでガチやっ！）　で、ちょっと話の方向変わるけど、デッキタイトルあるやん。アレ見て笑ったんやけど。「Dear Love Song From You in Tekunashi」…って、何！？！　ホンマ！
片寄：（笑）。勘弁して下さい。ホント身内ネタなんで。
CDC：だって、キミ、所属チームも「Dear Love Song From You」になっとるで？！　ねぇ、なにコレ？　言わんと、今度からキミのこと「でぃあらぶそんぐ」って呼ぶぞ？！（笑）。
片寄：（笑）。えーとですね。知人に、『詩』を書く人がいまして。
CDC：いたたたたたー（笑）。
片寄：いや、実際に話すと更にイタい人なんですけど（笑）。　で、ノートとかにポエムを書いているんですよ、色々と。
CDC：ああ、じゃぁそのポエムの中で、皆の琴線にかかったワードがコレなんだ？
片寄：いやそうじゃなくて。彼がポエム書いてるノートの、タイトルがコレなんですよ。
CDC：いててててー（笑）。
片寄：で、こういうデッキリスト書いて提出する時は、なんかこの名前入れるのが身内で流行ってたりするんです。
CDC：いーなー、オイ。そーゆー友達。傍から見てるには最高。で、その高校の友人って学校じゃどうなの？
片寄：いや、マジックの仲間でして、自分より年上なんですよ（笑）。
CDC：（爆笑）。

CDC：で、片寄さんって、もうFDC15で優勝してて、そこでLoMの本選出場権を得てて、今回はLoM予選2勝目じゃない。
片寄：そうですねー。目標が叶えられそうなんで驚いてます。
CDC：？　目標？
片寄：ええ。このLoMのシーズンで目標があって、「LoM予選3勝」が大きな目標だったんですよ。多分叶えられない、大きすぎる目標かな、とか思ってたんですけど、ヒョイっと2勝出来たので目標がかなえられそうかなーって。
CDC：ヒョイっつっても、こっちの千葉ドラ64人6回戦だからそんな簡単でもねぇぞ。FDCだったら人数はもっと多いし。
片寄：そうですね、今後はキツくなるかと思います。
CDC：んじゃ、それはそれとして、今の目標が叶えられそうだから、何か新たな目標ってある？
片寄：うーん、LoM本選でベスト8に残る、ですか。
CDC：学生だから、大会の参加費も辛いもんねー。神奈川だから遠いけど、千葉ドラってどう？
片寄：やっぱり学生には交通費的に遠いですね。今日一日良い環境で楽しくデュエルできて…もう少し近くにあれば会場の中は文句ないんですけどねー。
CDC：悪ぃねぇ、ココしかないんよ。 で、次回の3/13(土)の千葉ドラ、キミが賞金首になるけど、来てくれるよね？
片寄：財布の中身が続く限りは、LoM予選の大会には出るようにします。
CDC：よかったー、そうじゃないと盛り上がらなくてさ。最後になったけど、何か一言ありますか？
片寄：今日は楽しかったです。ありがとうございました。

　弱冠17歳だが、LoM予選2勝の実力は、決して他のデュエリストに引けを取るものではない。前日のLMCの環境を踏まえた上でのデッキ選択は、新環境三日目という状況で見事マッチしたと言えよう。
　神奈川を根城に、東京や千葉まで遠征する高校生、片寄真吾。次回、その彼と対戦するプレイヤーたちは、賞金首を狩る事が出来るのか。それとも三たび優勝という『ラブソング』をプレゼントしてしまうのか。次回のCDC3/13(土)、どうなるか今から楽しみである。

（文責：CDC　このインタビューはフィクションであり、現実の人物団体とは無関係です(笑)）